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小田急線相模大野、ベテランに聞く「乗務員の拠点」 小田原線と江ノ島線の結節点にある「基地」の裏側

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小田急大野乗務所 所長と副所長
小田急電鉄大野乗務所の栗原正明所長(左)と伊藤昌士副所長(記者撮影)
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向ヶ丘遊園の駅係員を1年務めたあと、車掌の道を進みロマンスカーにも乗務。2015年からは運輸司令所で司令、そして司令助役を務めた。「もともと鉄道に興味があったわけでない」という伊藤副所長だが、思い入れのある車両として挙げるのは2006年に引退した通勤車両の「9000形」。「決して派手さはないが、ゴツゴツとした無骨さがある」と理由を話す。

伊藤副所長にとってこの車両には忘れられない苦い思い出がある。当時あった「区間準急」に車掌として乗務していたとき、本来は通過駅なのに思い違いで停車させ、ドアを開けて乗降させるという重大なミスを犯してしまったという。「ミスが起きたときにはすぐ報告することやその後の対応の取り方など、部下には反面教師として伝えるようにしています」。

大野乗務所には運転士・車掌を含め257人が所属する。19歳の車掌から64歳の運転士まで年齢層は幅広い。伊藤副所長は「笑顔があって、夏には海の家を借りたイベントなどのレクリエーションも活発な、自主性のある職場だと思います」と語る。

運転の現場に復帰したベテランも

その大野乗務所に伊藤副所長が着任した26年4月、助役として加わった桐山良一さんは1989年の入社。入社の理由は「鉄道ファンだったわけでなく、鉄道会社なら事務作業にとどまらない幅広い経験ができる面白さにひかれたから」という。

大野乗務所の栗原正明所長と伊藤副所長、桐山助役は社内のバレーボールクラブで活動した若手時代からの仲間という共通点もある。

本社の広報担当から6年ぶりに運転の現場に復帰した桐山良一助役(記者撮影)
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