東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

小田急線相模大野、ベテランに聞く「乗務員の拠点」 小田原線と江ノ島線の結節点にある「基地」の裏側

6分で読める
小田急大野乗務所 所長と副所長
小田急電鉄大野乗務所の栗原正明所長(左)と伊藤昌士副所長(記者撮影)
2/4 PAGES

現在、相模大野駅の1日平均乗降人員は11万7415人(2024年度)。96年に周辺の再開発にあわせて誕生した巨大な駅ビルには商業施設「相模大野ステーションスクエア」や「小田急ホテルセンチュリー相模大野」などが入る。

2棟のタワーマンションを含む大規模複合施設「ボーノ相模大野」とはペデストリアンデッキでつながる。2019年までは商店街「コリドー街」の先に「伊勢丹相模原店」が営業していた。その跡地もいまではタワーマンションが建っている。

駅構内は2面4線のホームと通過線2本の上にあるコンコースが広大で、メインとなる中央改札口のほかに東口の改札口がある。東口からはさらに北出口、南出口へと長い通路が続いている。

小田急の相模大野駅は巨大な駅ビルの中にある(記者撮影)
【写真を見る】小田急線相模大野、ベテランに聞く「乗務員の拠点」 小田原線と江ノ島線の結節点にある「基地」の裏側(40枚)

運転士・車掌の拠点がある

相模大野駅には大野総合車両所や大野乗務所が隣接するなど、小田急の車両や乗務員の拠点という一面もある。運転士・車掌が所属する乗務所は喜多見、大野、海老名、足柄の4カ所にある。かつてはそれぞれ電車区と車掌区に分かれていたが統合された。

大野乗務所の伊藤昌士副所長は「運輸司令所にいた経験からすると、大野乗務所は電気など技術系や車両担当、駅の各職場が組み合わさって動いていく歯車の1つという位置づけです。ただ小田原線と江ノ島線の分岐点で、それだけたくさんのお客さまが通りますから、その面ではいちばんの要になっていると考えています」と語る。

伊藤副所長は相模原市の出身で1990年の入社。小田急は最寄り駅ではなかったが、学生時代は新宿や湘南の海へ遊びに出かけるときに利用していたという。

「正直、入社するまで泊まりがけの勤務が基本ということも知らなくて、最初にシーツを渡されて『何に使うんだろう』と思ったくらいでした。でも一度出勤すると次の日まで帰らないので、毎日通勤するよりは楽なのかなと感じました」

乗務所などの建物を回り込むようにして相模大野駅に到着する江ノ島線の上り電車(記者撮影)
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象