東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

マッスルカーの代名詞「ACコブラ」に新型「GTクーペ」が登場!V8エンジンを搭載したスポーツカーをいま送り出す意味

6分で読める
いわゆるレストモッドではなく、まったくの新型車として登場(写真:AC Cars)
いわゆるレストモッドではなく、まったくの新型車として登場(写真:AC Cars)
2/3 PAGES
3/3 PAGES

ACコブラGTクーペも同じ部類に入ると思うが、決して昔のクルマではない。

シャシーは、アルミニウムの押し出し材を使ったモノコックで、ボディなどには炭素樹脂がふんだんに使われている。高剛性と軽量化のためだ。車重は1600kgにとどまっている。

加えて、ドライブモードやステアリング(操舵力?)切り替え機構など、現代的なシステムを搭載がうたわれる。ナビゲーションシステムも、もちろん装備。

それでも、大排気量のV8エンジンに後輪駆動システムと“むかしふう”にこだわるのは、いまの市場のひとつの動向を捉えているからだろう。

アメリカを主に約5000万円で販売

「私たちは、これまでの100台そこそこの生産台数しか持たないハンドビルドのブティックメーカーから、1000台以上の規模のグローバルブランドへと脱皮を頭ります」

ACカーズのデイビッド・コンザCEOの言葉だ。

「それでも、クラフツマンシップを守り、クライアントの望むような希少性を維持します」

クラシカルなシルエットに現代的な大径ホイールの組み合わせが異質だがカッコいい(写真:AC Cars)

フォードの「コヨーテ」ユニットは、たしかに旧態依然としたものではない。DOHC4バルブヘッドと、フィンガーフォロワーロッカーアームなどを備えている。コスト高になる一方、高効率化に対応できるメリットがうたわれている。

とはいえ、欧州のユーロ7規制はそのままクリアできそうにない。そのこともあって、ACカーズはアメリカを主な市場と考えていると、想像できる。

イギリス製品として支払う輸入関税も、これまで10%台で推移してきた事実がある。

ベースモデルが税抜き価格で23万4000英ポンド(1ポンド=210円として約5000万円)のコブラGTクーペだが、実は比較的買いやすいのだ。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

現代のスーパースポーツカーが1億円を下らない価格で販売されているのが、昨今の相場。趣味の分野だけに、ハイブリッド化されていないのを逆に強みとしたACコブラGTクーペの健闘は、想像にかたくない。これが現代的なビジネスなのかもしれない。

【写真を見る】マッスルカーの代名詞「ACコブラ」に新型「GTクーペ」が登場!V8エンジンを搭載したスポーツカーをいま送り出す意味(12枚)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象