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得られた受取利息・配当金で「運用利回り」を算出
今回は運用資産に対する受取利息・配当金の比率である「運用利回り」を算出し、保有資産に対してどれだけ利息や配当を得ているかを見ていく。
大学法人の財務分析では、「有価証券」+「現金預金」+「特定資産」を「運用資産」と呼ぶ。有価証券は貸借対照表の「流動資産」(短期保有)と「その他の固定資産」(長期保有)に記載されている合計値だ。ここに「現金預金」と退職給与引当金や、施設設備整備建設のための引当金など、将来の特定の支出に備える「特定資産」を加えて「運用資産」を計算することができる。
米国の有力大学は巨額の基金(エンダウメント)を運用し、運用益を奨学金や研究投資に充てている。今後は日本の大学でもこうした運用力の差が長期的な競争力を左右する時代になると予想される。
そこでこの運用資産に対する受取利息・配当金の比率である「運用利回り」を算出し、運用力の高さでランキングした。どのような大学が上位なのか見ていこう。
1位東洋食品工業短大、2位の白鴎大
1位は東洋食品工業短期大学で15.4%。運用資産は100.1億円。受取利息・配当金は15.4億円だった。
日本で唯一の包装容器・容器詰め食品のプロを育てる同校は東洋製罐創立者の高碕達之助氏が設立した東洋罐詰専修学校が前身だ。東洋製罐グループホールディングスの株式を10.2%(1676万株)保有する。財務諸表上は簿価で計上されているが、足元の株価で計算すると保有株式の価値は660億円になる。
2025年度からは授業料全額を奨学金として給付する「高碕記念奨学金」がスタートしている。
2位は栃木県の白鴎大学で11.0%。運用資産は22.6億円。受取利息・配当金は2.4億円で前年に比べると減少した。
3位はコンピュータ総合学園(神戸情報大学院大)は8.1%。運用資産は49.8億円。受取利息・配当金は4.0億円だった。
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