阿部前監督を社会から遠ざけるほど、子どもたちは生きづらい日々を過ごすことになるでしょう。そんな苦境が続けば、ひいては児童相談所への連絡をためらう子どもが増えてしまう可能性も考えられます。
NPBやプロ野球ファンにとどまらず世間の人々が阿部前監督の社会的復帰を求める声をあげられるか。「個人より組織のリスク回避ありき」の企業による早期対応や、「逮捕=有罪」とみなす社会の閉塞感を打ち破るためにも、世間の寛大な後押しが必要に見えるのです。
「長女や母親への批判」は筋違い
4つ目の論点「長女への批判」については、あってはならないことにほかなりません。
手紙の内容から「過剰対応」「未熟すぎる」などの批判も散見されますが、当時の状況や心境は本人にしかわからず、18歳の子どもが「怖かった」「気が動転していた」ことを責められるべきではないでしょう。ましてや反省の弁も述べていますし、親子間で解決していること。もし誹謗中傷や嫌がらせがあるのなら法的な対応をすべきところです。
同様に「なぜ母親に相談しなかったのか」「母娘関係がよくないのでは」などと母親を責めるような声もありますが、これも詳細を知らない人の臆測による罪深い行為。もし批判するとしたら今後、家族を追いかけるメディアであり、世間の批判をあおるような記事に対してではないでしょうか。
今回の件では、家庭の問題をサポートする社会的な体制の不十分さが明らかになりました。「ここに話を聞いてもらえる」という相談先が子どもたちに周知されていたら、長女はChatGPTに頼らなかったでしょうし、児童相談所に連絡することもなかったでしょう。
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【自分事として考え、早期実現させる必要性】
