一方、巨人の山口寿一オーナーは長女の手紙を把握したうえで「暴力をふるったこと、逮捕されたことの事実は許されない」などと辞任の理由を説明。騒動発生からわずか半日あまりでの辞任決定に「妥当」と「早すぎる」という賛否が分かれています。
昨年、中居正広さんの女性トラブルにおけるフジテレビの対応が問題視され、その内容と遅れから大きな損失を負ったほか、国分太一さんのコンプライアンス違反における日本テレビの早期対応も物議を醸しました。ファンあってのビジネスであるうえに、企業が早め早めの対応でダメージコントロールを図る動きがセオリー化する中、今回の判断は責められないでしょう。
しかし、「意図的な暴力ではない」「警察を呼ぶつもりはなかった」「常習性はない」「(私自身)深く反省している」という被害者本人のコメントがあること。何より大事になり辛い状況にある、まだ18歳の長女を救済することを考えると、「辞任しておしまいでいい」とは思えません。
阿部前監督「1日でも早く社会復帰したほうがいい」理由
そもそも児童相談所と警察は最悪の事態を想定して動いたのですから、そうでなかったことがわかれば、社会としても捉え方を変えるほうが適切でしょう。「逮捕された事実がある」「何かしらの暴力行為はあった」ことを盾にそれらの前提をシャットアウトする社会では、生きづらさを感じてしまいます。
逮捕されるほどの事件ではなかったことが明らかになり、長女と仲直りしている以上、はたして阿部前監督が社会的な責任を負うべき相手はいるのか。何より長女のために1日でも早い社会復帰を果たしたほうがいいように見えます。
一部で「2~3年後に再度チャンスを与えればいい」という声があがっていますが、長男を含めた10代の子ども3人への影響を考えると、それでは遅いでしょう。巨人の1軍監督復帰だけにこだわらず他の仕事でもいいでしょうし、国内外の野球普及活動などでもいいのかもしれません。巨人が世間に向けて社会復帰の道を示すことがいいようにも見えます。
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【子どもたちは生きづらい日々を過ごすことになる】
