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「混雑カフェ」からあぶれる人の駆け込み寺に…《SHARE LOUNGE》女性客から支持される空間設計の巧みさ

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滑走路が窓の向こうに。飛行機の離発着が目の前で見られる、福岡空港のSHARE LOUNGE(写真:筆者撮影)
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「そもそものお客様として想定していた、オフィスビルに入居予定のワーカーがまだ100%に到達していない時期でそれでしたから、100%稼働に近づいてきたタイミングで拡大に踏み切りました」

入居企業のための場所であり、外部利用者にも開かれた場所。両方を成立させるためには、席数の拡張しかなかった。イベント開催は会議室に場所を移し、今後は十数人の規模で開催していくという。

イベント会場としても使える会議室(写真:カルチュア・コンビニエンス・クラブ)

利用者たちが祈ること

2019年の立ち上げから6年で50店舗、アプリ会員55万人に到達したSHARE LOUNGE事業。今、CCCの主力事業の一つになるべく、さらなる加速期に入っている。今後も、首都圏と関西の都心部を中心に出店を進めていく構えだ。

渋谷のOlive LOUNGEにあった、「秘密の勉強部屋」のような雰囲気の一人席(写真:筆者撮影)

会員として気がかりなのは、SHARE LOUNGEの料金についてだ。2025年11月に大きく値上げされている。私が利用している法人プランの料金は2024年、2万2000円から3万3000円に上がった。同じく法人プランの友人たちからの「値上げしないでほしい」という切実な声を川口さんに伝えたところ、慎重な姿勢を示した。

「物価高騰や最低賃金改定といった環境・外部要因の変化も踏まえて総合的に判断し、料金改定を行いました。ですが、『SHARE LOUNGEは日常的に使っていただく場所』という認識のもと、サービスの質を下げずに価格を維持できる方法を模索しています」

カフェ難民が増え続ける令和の街に、フリードリンク・フリーフードで、トイレも電源もWi-Fiもある居場所が、どんどん増えていく。しかも、それぞれの店舗で雰囲気は違い、それぞれの客層に合わせた空間が用意されている。ありがたい話だ。

顔をあげると、もう夕方だった。目の前には梅田北ヤードの、茜色に染まる景色が広がっている。願わくばこの風景を見られる仕事場を、同じ料金で使い続けられることを祈るばかりだ。

最初から読む→→→前編:「酒につまみ、菓子食べ放題」「仕事も勉強も昼飲みもも可」…SHARE LOUNGEが会員55万人突破、“つい長居したくなる”設計の秘密

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