もちろん若く、経験が少ないからこそ失敗もあるでしょう。頼りない部分もあるかもしれません。でも、だからこそいいのです。なぜならそこには、「畏(おそ)れ」があるからです。
〈怖さ〉は、人を謙虚にします。まだ知らないことがある。まだまだ分からないことがある。だからこそ人はその畏れから謙虚になり、学んでいこうとするのではないでしょうか。
そして、相手の年齢がどうであれ、人は基本的に対等で、互いに敬意を持って接し合うことが、すべての人間関係の基本だと思います。
また、たとえ年を重ねていても世の中は広く、特に自分の専門以外についてはほとんど知らないことだらけでしょう。そして若い人たちの中には、年長者であっても知らない知識や世界を大いに知っている人もいることは、決して稀(まれ)ではありません。
私もいくつになっても、大いなる「好奇心」を失わずに居続けたいと思います。
そしていつまでも、様々な新たな情報や考えに、「そうだったの⁉」と驚き、吸収し、自分の思考もどんどん変化させ、凝り固まることなく、柔らかく、ある意味、ふわふわとやさしい鳥の羽根のように、発想だけは自由に、気持ちだけは風に乗るように軽やかにいられたら、なんて素敵なのだろうと思うのです。
年を重ねるほど「素直」がお得
最近よく感じることですが、歳を重ねれば重ねるほど昔の人が言っていたシンプルな教えが、本当に大切なことなのだということにあらためて気付かされます。
特に「素直」であること。これはまさに宝だと思います。
この「素直である」ことの価値は、年齢は全く関係ありません。いえむしろ歳をとるほど、大切なものになってくるかもしれません。一体どういうことでしょうか?

