まさにその精神で、医学部受験の面接の資料に『ワーキングマザーで経営コンサルタントの私がガンにかかったら』に記してあった長女の当時の心境をコピーして持参させた。
「患者の日常を取り戻せるまでサポートできる医師になりたい」という彼女の思いがどれだけ実体験に基づいたものなのかを証明するための資料として活用したのだが、面接の先生方も真剣に受け取ってくださったようで「日常生活に戻ることがスムーズになるよう、ちょうど家族も含めたコミュニケーションの重要さについて医師が理解するよう取り組みを進めている」とコメントをいただき、長女も自分の思いが伝わったと手ごたえを感じたようだった。
そしてその後、その大学の医学部から合格通知をいただいた。
私が白血病を発症した際、小学校1年生だった次女も「転んでもただでは起きない」精神を引き継いでいる。
母のかかった病気を学校の研究テーマに
次女が進学した私立中学には医学や理系学部を目指すコースがあり、そこに属する生徒は研究活動をすることが求められている。
私が発症した当時6歳だった次女も、白血病治療に使用される抗がん剤による副作用があまりにも厳しいものだったことは強烈に覚えていたようで研究テーマに白血病を選んだ。
約2年研究を続け、中学2年生の3月に、「血液細胞の分化と白血病」というタイトルで血液細胞の培養にトライして実験をした内容をベネッセSTEAMフェスタ2026でプレゼンテーションの機会を得た。
将来の目標はまだ何も決めていないが、次女は医師になるより抗がん剤の副作用を減らす製薬の研究に関心があるようだ。
