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白血病発症から8年。娘たちは治療で苦しむ母を見ていた。「転んでもただでは起きない」精神を引き継いだ娘たちの進路

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青空の下を走る制服を着た女の子
幼い頃、白血病に苦しむ母の姿を見た娘たち。その後に選んだ進路とは?(写真:metamorworks/PIXTA)
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この4月より本人の希望でイギリスのボーディングスクールに進学した彼女は、現在異国の地の慣れない環境でひとり頑張って生活を送っている。

今後の大学進学も自分の意志をベースに選択・準備していくことになる。大変だと思うが、自分が決めた道なので卒業まで頑張り抜いてほしい。

25年より勤務している公益財団法人ミダス財団は、「子どもの体験」に関する事業を立ち上げ活動している。事業責任者を拝命していることもあり子どもの体験について考える機会が多いのだが、当時はつらい経験でもそれをベースに目標設定や研究テーマに生かすことができた自分の子どもを見て、楽しい体験だけが子どもに必要なものではないのでは? と強く感じるようになった。

「決して楽しくない体験」の意味

非認知能力の中でも特にレジリエンスが昨今注目されているが、レジリエンスを得るためには複合的な経験が必要なのだと思う。

今回紹介した話は、「母が白血病にかかった子どもたちが当時の経験をばねに進学に生かした話」と感じられるかもしれないが、子どもが経験した「決して楽しくない体験」が長期的にどういった影響をその子に与えたか、というひとつの事例としても受け取っていただけたらと思う。

「山添さんはまさに艱難汝を玉にす、を体現しているね」

あるとき、以前働いていた会社の大先輩にこう声をかけていただいた。その言葉をきっかけに、はじめて妊娠した子どもを予定日にお腹の中で亡くしたり、40代前半で白血病になったりと困難を乗り越えてきたことを振り返り、それらの経験が今の自分をつくっていることを再認識した。そしてそれ以降、「艱難汝を玉にす」は私の座右の銘になった。

私に起きた辛い経験は娘たちには起きないでほしいと願いつつも、これから起きるさまざまな試練を乗り越え、2人とも成長していってくれたらと願っている。

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