前有車がホンダだった人の「次もホンダ車を買う率」を年代別に見ると、年齢が上がるほど、ホンダ継続率が高いのだ。
つまり、Eが91.8%と突出するのは、60代以上のブランドロイヤルティの高さが結果に強く影響しているため。ホンダとの付き合いが長く、販売店との関係も継続している人が多いのだろう。加えて「仕事」用途は、「いつもの店で手早く済ませたい」行動になりやすい。
一方、ペルソナA(子育て中の女性)のホンダ継続率も高い。先ほど見た通りモデル1においてペルソナAは、次も軽SHWを買う確率が最も高かった。
この人たちは、「軽自動車前提」であり、比較対象が限られる。車種選びに強いこだわりを持つというより、実績やわかりやすさを重視しているためだろう。そのため、王道、一番売れている、といった安心材料からN-BOXを選択しており、今後も選択する確率が高い。
モデル1の分析の際に、ペルソナC(アウトドア家族)は、軽SHWを離れる確率が最も高かった(70.6%)。一方で、ホンダにとどまる確率はまだ65.6%と過半数を維持している。
つまり「N-BOXは卒業するけど、次もホンダ」という道が十分にありうる。ホンダには「フリード」や「ステップワゴン」といったミニバン、「ヴェゼル」「ZR-V」といったSUVがある。ペルソナCのような人々はN-BOXの流出リスクであると同時に、ホンダ登録車へのアップセル機会でもある。
2つのモデルを総合して見える、ホンダの課題
最後に、2つのモデルの結果を並べて見てみよう。ここで注意したいのは、以下の表は「軽SHWを卒業し、かつホンダからも離れる確率」を直接示したものではない、という点だ。

