こうした個人的な想いと、SKYACTIV-Zに大いなる期待を寄せながら、導入当初の主力パワートレーンとなる2.5Lマイルドハイブリッドモデルに試乗した。出力178PS/トルク237N・mに6.5PS/60.5N・mの電動モーターを組み合わせ、WLTC値はFFが15.2km/L、4WDが14.2km/Lでレギュラーガソリン仕様だ。
2.5Lエンジンは従来型である2代目にも搭載されていたが、3代目ではそれをベースにEGR量を増やして(≑エンジンのポンプ損失を減らして)燃費数値を向上させつつ、電動モーター駆動で実用領域での加速特性を高めている。
2WDの前輪駆動モデルに試乗
早速、乗り込む。まずはFFモデルだ。国道を流れに合わせて50km/h前後で走らせると、静粛性がものすごく高いことに気がつく。従来型も静粛性は高かったが新型では整流効果をさらに徹底し、吸音材や遮音材の使用場所を増やしたことで、耳に届くノイズの類いが小さくなった。
顕著だったのは前席と後席での会話明瞭度で、都市高速道路の湾岸線では80km/hであっても、50km/hの国道とさほど声のトーンやボリュームを変えずとも会話がスムーズに行えた。気になるパワートレーンの実用性能だが、一般道路の走行では不満を抱かなかった(大人2名+撮影機材を積載した状態)。
細かく見ていく。発進時は、これまでマツダが大切にしてきた乗員の頭がグラッとしないような滑らかな発進特性で、ここは従来型の2.5Lモデルとほぼ同じ。違いはその後、身体が加速体制へと順応したあたりから、具体的には発進から1.0~1.5秒目以降から、踏み込んだアクセルペダルに対して素直(≑期待どおり)に速度をのせていく。
