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ディーゼルを廃止、まずはマイルドハイブリッドから導入…3代目に進化したマツダ新型「CX-5」に見たプラス面とマイナス面

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2026年5月21日に発売したマツダの新型「CX-5」(撮影:三木 宏章)
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新型CX-5のボディサイズは、全長4690mm✕全幅1860mm✕全高1695mmで、ホイールベースは2815mm(撮影:三木 宏章)

優雅なスタイルの斜め45度上をいくほど、俊敏な走行性能を備えていたのだ。筆者は歴代「ロードスター」が愛車だったが、この人馬一体感は「SUVのロードスター」だと今でも評価している。

ただし、大きく重いSUVで高い俊敏性を両立させるには物理的にどこかの性能が尖ってしまう。この2モデルの場合で尖ったのは乗り味のカタさだった。もっともマツダは、こうした市場からの声に対してきめ細かく何度も対応し、数々の変更や調整を行っている。また、カタさは体感値が大きいので正しい着座姿勢をとったり、自身の体幹を鍛えたりすることで大きく改善することが徐々に市場へ浸透していった。

マツダSUVが抱えていたギャップ

新型CX-5のリアビュー(撮影:三木 宏章)

この状況を改めてユーザー側から考えてみる。

「マツダの国内市場向けフラッグシップSUVの2モデルだし、優雅な見た目、そして上質な内外装だから、きっと乗り味も滑らかなんだろうな」という期待を抱く。しかし、乗り味はSUVのロードスターのごとく俊敏で人馬一体感が強いからこそ、時にカタさを感じてしまう。そうなると、期待値とのギャップ(乖離)が生まれてしまうのだ。

擁護するわけではないが、2モデルには市場ごとに兄弟車がいるとはいえ、プラットフォーム、エンジン、内外装デザインに至るまですべて新設計の2モデルながら、導入当初CX-60で200万円台、CX-80では300万円台のグレードを用意するなど、車両価格の上ではユーザー側の期待を大きく超えてきた部分もある。

翻って新型CX-5だ。乗り味はユーザー側の期待値どおり、いやそれ以上に上質で滑らかであった。ここはCX-60やCX-80と乗り味のベクトルが大きく異なる。具体的には、初代、2代目が持ち味としていたドライバーの操作に対して瞬間的なタメ(≑わずかな時間差)を伴いスッと車体を動かす独自の乗り味は鳴りを潜め、遅れなく車体を反応させながら路面の大きな凹凸をきれいにいなす上質さを手に入れた。

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