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クリックした「5分後」に行動していれば人生は変わった…サイバー攻撃を最小限に食い止める「勇気ある行動」の中身

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疲れた様子の会社員
サイバー攻撃が企業と個人にどのような影響を与えるのか(写真:Luce/PIXTA)
  • 坪井 暁人 LRM取締役セキュリティ事業本部本部長・CISO
  • 藤居 朋之 LRM執行役員コーポレート部部長・CCO

INDEX

AIの普及でサイバー攻撃がますます巧妙化する今、多くの企業でセキュリティは依然として「情報システムの仕事」として捉えられています。しかし、システム対策だけでは限界があり、最大のカギとなるのは「人」への教育です。
本記事では、サイバー攻撃が企業と個人にどのような影響を与えるのかを、実際の事例を基にしたフィクションでご紹介します(『AI時代のセキュリティ教育 なぜサイバー攻撃から企業を守れないのか?』より、一部抜粋、編集してお届けします)。
※本記事に登場する企業名・人物名はすべて架空のものです。

前回は、主人公がメールのリンクをクリックしたことをきっかけに、大手自動車メーカーの工場ラインが停止し、会社が取引先からの信用を失っていく様子を描いた。主人公自身もまた、給与カットや左遷といった厳しい処分を受けた。

では、どうすればこのサイバー攻撃を回避できたのか。

実は、被害を最小限に食い止めるチャンスは、最初のクリック直後に残されていた。ここでは、もう1つの可能性を描く「ifストーリー」と、そこから見えてくる具体的な備えを紹介する(前回の記事はこちら:前編後編)。

勇気ある告白

佐藤が地獄を見ないですむ方法は、1つもなかったのか。実は、チャンスが残されていた。もし、彼があの日、入力してしまった直後の「5分間」に行動を起こしていれば……。

金曜日の午後4時10分。入力直後、「あれ?画面が変だったな」と違和感を覚えた佐藤は、冷や汗をかきながらも受話器を取った。

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