欧州主要リーグに日本人監督が生まれない理由
日本サッカーがさらに強くなるには何が必要か? そんな質問をしたら、こう答える人が多いのではないでしょうか。
「ヨーロッパで活躍する指導者が増えないといけない」
僕も同意見です。
ヨーロッパの主要リーグでプレーする日本人選手が70人を超えたのに対して、いまだに指導者はゼロ。岡崎慎司さんがドイツ6部のバサラ・マインツで監督を、長谷部誠さんがフランクフルトのU-21チームでアシスタントコーチを務めていますが、ブンデスリーガで監督をやるにはまだ時間がかかりそうです。
現状ではアジアサッカー連盟(AFC)とヨーロッパサッカー連盟(UEFA)の指導者ライセンスに互換性がないことも障壁の一つになっています。
日本で指導者がプロライセンスを取得しても、ヨーロッパではそれが資格として認められないのです。
過去に卓越した実績があるとライセンスの書き換えが認められることもあるのですが(オーストラリアリーグとJリーグを制したアンジェ・ポステコグルー監督がその流れでセルティックに行き、同じくマリノスをJリーグチャンピオンにしたケヴィン・マスカット監督もシント=トロイデンVVで監督を務めました)、あくまでそれは特例。
日本人監督で特例措置を受けられそうなのは、Jリーグを三度制して2022年W杯で一定の結果を出した森保一監督くらいなのかもしれません。
AFCの働きかけによって、UEFAのライセンスと互換性を持たせようと交渉していますが、まだ認められていません。監督の欧州進出は後れを取っています。
