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キャリア・教育 #今変わらなくて、いつ変わる? 学校教育最前線 教育研究家 妹尾昌俊

高校で蔓延する「やりすぎ教育」…"特色や魅力づくり"の過熱化で教職員も生徒も負担増、いったい誰のための改革か?

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黒板の前で授業をする男性教諭
(写真:buritora / PIXTA)
  • 妹尾 昌俊 一般社団法人ライフ&ワーク代表理事、OCC教育テック大学院大学 教授

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ここ最近、各地の高校は激しい競争にさらされている。今年度から、高等学校等就学支援金制度の授業料支援が所得制限撤廃になったため、公立離れが加速しつつあると報じる向きもある。

従前から急激に進む少子化の下で、公立、私立問わず、高校の生き残りをかけて、生徒募集に苦心するところは多数だった。競争を通じて、高校のカリキュラムや授業などがより魅力的になるのだったら、いいことではないか。そう考える人も多いかもしれない。

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たしかに競争によるプラスもあろう。だが、競争が行きすぎること、煽られることによるマイナス影響や問題にも注目する必要がある。

先日起きた部活動遠征中のバスの事故(高校生1人が死亡)も、高校教育の過熱化、「やりすぎ」が招いた側面もあるように思う。だがこれは一例にすぎない。今回は、高校教育の「魅力化」の陰で、見過ごされてきたものを考える。

特色づくり、魅力化で突き進んで大丈夫か?

文科省も高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)を2月に公表、「N-E.X.T.(ネクスト)ハイスクール構想」と題して、高校改革に乗り出している。

「AIに代替されない能力や個性の伸長」「我が国や地域の経済・社会の発展を支える人材育成」「一人一人の多様な学習ニーズに対応した教育機会・アクセスの確保」の3つの視点で、学校や教育委員会が首長や産業界、大学などと連携しながら進めることを述べている。

(画像:文科省「ミラメク」ポイント解説より)

文科省のグランドデザインの中で、頻繁に出てくるのが高校の「特色化」「魅力化」の必要性だ。21ページほどのさほど長くない本文の中で「特色」という言葉は13回、「魅力」は16回も登場する。

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【教職員の負担増には冷淡な文科省】

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