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【能力主義】(本来の意味)能力を基準に決定→(現実)誰も能力を定義できず、結局は「経験年数」で決まるシュールな実態

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(画像:『禁断の会社用語辞典 組織・人事コンサルタントが教える企業の現実』より/イラスト:川崎タカオ)
  • 岡本 努 株式会社人的資本イノベーション研究所代表取締役

INDEX

会社にまつわるビジネス用語は、本来の意味と現実に大きな乖離があります。そうした状況を愚痴るのもいいですが、皮肉って笑い飛ばしてみると心が軽くなるかも? 本稿は、『禁断の会社用語辞典 組織・人事コンサルタントが教える企業の現実』より一部抜粋のうえ、現実に直面している小難しい状況を楽しみながら俯瞰する視点をお届けします。

日本企業の賃上げの動きは当面続いていく

賃上げ

本来の意味

・社員に支給する賃金(主には月給)を引き上げること

・一時的・臨時的ではなく、仕組みとして引き上げる

現実

・やってもやっても終わりがない

・社員の不満を逆に高めてしまうことも

・1年も経てば、もはや誰も喜んでいない

・退職者を増やす恐れのある施策であることを誰も知らない

《解説》

日本企業の賃上げの動きは当面続いていくだろう。賃上げは、一般的には従業員に喜ばれる施策に違いない。しかし、賃上げを実施した企業で、不平・不満を募らせる社員が続出している。会社は賃上げに何億円も投じて実施する。その結果、上がってきた従業員の声は……

「うちの会社の賃上げ率は、なぜこんなに低いんだ? 物価のほうが上がってる!」

「競合の〇〇社はもっと上がっている、転職しようかなあ」

「なぜ自分はこれしか上がらないんだ? ほかの人はもっと上がっている」

「自分は苦労して、今の水準。若いやつが、何の努力もせずに給料が上がるのは許せない」

など、文句が止まらない。

次ページが続きます:
【賃上げを成功させるには?】

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