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「もっと頑張れ」と言われたときの考え方 成果を出すほど苦しくなる"評価の呪縛"から自由になる処方箋

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70%で働く「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法
「自分らしく頑張れる働き方」とは、どのようなことなのでしょうか?(写真:jessie/PIXTA)

INDEX

期待に応えるほど業務量が増える……。真面目な人ほど陥りがちな「成長の無限ループ」に疲弊していませんか。本稿では、『70%で働く「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』より一部抜粋のうえ、組織の構造を理解し、自分軸を取り戻すためのヒントを探ります。

成果を出すほどしんどくなる

こんな理不尽さを感じたことはありませんか。

「成果を出しても評価は上がらず、さらに求められる」

「2人分の仕事をこなしたら、“来期はそれを基準で”と言われた」

「頑張ったはずなのに、なぜか前より苦しくなっている」

キャリア相談でも、こんな話をよく聞きます。

営業職のCさんは、自己最高の売上を達成しました。

「かなり無理はしたけど、これで少しはペースを落とせるかもしれない」、そんなふうに思っていたそうです。

ところが、期が変わって上司に言われたのは、こんな言葉でした。

「おめでとう! 来期はそれを基準に、もうひと頑張りだね」

その瞬間、Cさんの中で何かがすっと冷めたそうです。

「頑張った分だけ、登り坂が急になるってことですよね。“ラクになれる未来”がずっと来ない感じがして。達成するほどしんどくなるって、何の罰ゲームなんだろうって思いました」

多くの人がどこかで「頑張れば、いつかは報われる」そう信じて働いています。しかし現実には、頑張るほど「求められる基準」が上がっていく。これは「成長が前提になりすぎたループ」です。

この状態を少しだけ引いた目で見ると、「構造がある」と考えられて落ち着きます。

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【横ばいでも「停滞」、下がれば「問題」】

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