成果を出すほどしんどくなる
こんな理不尽さを感じたことはありませんか。
「成果を出しても評価は上がらず、さらに求められる」
「2人分の仕事をこなしたら、“来期はそれを基準で”と言われた」
「頑張ったはずなのに、なぜか前より苦しくなっている」
キャリア相談でも、こんな話をよく聞きます。
営業職のCさんは、自己最高の売上を達成しました。
「かなり無理はしたけど、これで少しはペースを落とせるかもしれない」、そんなふうに思っていたそうです。
ところが、期が変わって上司に言われたのは、こんな言葉でした。
「おめでとう! 来期はそれを基準に、もうひと頑張りだね」
その瞬間、Cさんの中で何かがすっと冷めたそうです。
「頑張った分だけ、登り坂が急になるってことですよね。“ラクになれる未来”がずっと来ない感じがして。達成するほどしんどくなるって、何の罰ゲームなんだろうって思いました」
多くの人がどこかで「頑張れば、いつかは報われる」そう信じて働いています。しかし現実には、頑張るほど「求められる基準」が上がっていく。これは「成長が前提になりすぎたループ」です。
この状態を少しだけ引いた目で見ると、「構造がある」と考えられて落ち着きます。
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【横ばいでも「停滞」、下がれば「問題」】
