さらに厄介なのは、姿勢が崩れると姿勢だけの問題では終わらないことです。巻き肩になれば胸が縮こまり、呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなれば、体は無意識に緊張モードに入りやすくなります。すると、理由ははっきりしないのにそわそわしたり、不安感が抜けにくくなったりします。
姿勢は思っている以上にメンタルや自律神経の不調とつながっています。「なんとなく疲れが抜けない」という感覚の、意外と根っこにあるのがこのデジタル姿勢だったりします。実際に、臨床の現場で多くの方を見てきて、ストレスを溜めやすい人のほとんどが猫背で、背中や首が固まっていました。
本稿で紹介するのは、そこにアプローチする3つのツボです。「効いた報告が殺到した」ツボたちでもあります。さっそく試してみてください!
「キーボードの打ちすぎ」で固まった腕に効く
【尺沢(しゃくたく)】
肘の曲がりジワの外側にあるのが尺沢。肺経という経絡に属するこのツボは、腕や肩まわりの緊張をほぐし、スマホやパソコン作業で蓄積した疲れをやわらげてくれます。特に、巻き肩や猫背が気になる方にこそ押してほしい場所です。
東洋医学では"水"の性質を持つツボに分類され、上半身のほてりや熱を鎮める働きがあります。キーボードを手放せないデスクワーカーとは、とても相性がいいツボです。押しながら白湯をゆっくり飲むと、肺経の「潤す」働きをより引き出せます。
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【尺沢と合わせて使いたいツボ】
