東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法

「このくらいの努力でいい」九州の進学校教師が嘆く"本気を出せば東大に入れた"九州大学女子たちの実態

5分で読める
漫画『ドラゴン桜』
(漫画:©︎三田紀房/コルク)

INDEX

以前、九州の高校の先生に話を聞いたとき、強く印象に残った言葉がありました。

「九州大学には、本気を出せば東京大学に入れた女子が多いんですよ」

最初に聞いたとき、少し大げさな言い方にも思えました。けれど、詳しく話を聞いていくと、たしかにそういう生徒はいるのだろうなと思わされました。

女性はそこまで学歴がなくてもいい

『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

その先生曰く、九州の進学校では毎年こういう生徒がいるのだとか。

毎年東大合格者も出るような学校で、入学時点でとても優秀な女子の生徒さん。高1で学年トップクラスで、先生から見れば、東大を目指してもまったく不思議ではない。そこで「東大を目指さない?」と声をかける。すると、返ってくるのは「いや、東大はちょっと、やめときます」という答え。

その理由を聞いてみると、「親が家から通える大学に行ってほしいと言っている」とか、「父親が、女性はそこまで学歴がなくてもいいんじゃないかと言っている」とか、そういう話が出てくるそうです。本人もその親の意向に強く反発するわけではなく、「じゃあ九州大学にしておこうかな」という形で志望校を決めていく。

しかも、東大を目指さないと決めたあとには、「そこまで成績を追わなくていいなら、部活に時間を使おう」という感じで、あえて学年1位を取りにいかず、3位くらいに着地するようなペースで進んでいく。そして、九州大学にきちんと受かっていく……。

こういうパターンの生徒が、毎年1人か2人はいるのだそうです。もちろん、これは統計ではなく、現場にいる先生の実感です。ですから、「九州大学の女子にはみんなそういう背景がある」と言うつもりはありません。

しかし、この話には、地方女子の進路選択を考えるうえで、とても重要なものが含まれているように思います。

次ページが続きます:
【本当はもっと上を目指せる力がある】

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象