週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

"1枚の布団"で眠る50代シンママと娘…20年暮らした「ゴミ屋敷」が示す、「片付けられない親の家」が辿った残酷な末路

8分で読める
ゴミ屋敷
ゴミやモノで埋もれた集合住宅の一室。ここに母子が身を寄せ合って暮らしていました(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

INDEX

50代の母親と社会人になる娘は、リビングに敷いた1枚の布団で身を寄せ合いながら眠っていた。ほかの部屋はゴミで埋まっている。この部屋で何が起きていたのか――。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷清掃・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)代表の二見文直氏に、ゴミ屋敷を引っ越しでリセットする術を聞いた。
動画:20年ゴミ屋敷に住んだ母娘の末路。病気で動けず、空き家に家賃を払い続けた切実な悩み。

20年前の段ボールがそのままになった家

この連載の一覧はこちら

関西地方の某所にある山間の新興住宅地。急な勾配をトラックで上がっていくと、2LDKの団地にたどり着いた。勉強机が置かれたままの子ども部屋は、ゴミ置き場のようになっていた。ゴミの山を越えなければ、部屋の中に踏み込むことすらできない。

玄関から入ってすぐの洋室には、20年前の引っ越しで運び込んだ段ボールが、手つかずのまま残っていた。しかし、「靴」と書かれた箱を開けると、中に雑誌が詰まっている。段ボールを開封したはいいが、片付けることができなかったのだろう。

天井近くまで積み上がった段ボールやゴミ(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
【写真を見る】ゴミ屋敷の中で、母子がくるまっていた“1枚の布団”…娘の勉強机がゴミ山に埋もれた《あまりに過酷な部屋の中》【ビフォーアフター(32枚)】

次ページが続きます:
【5カ月間、空家賃を払い続けていた】

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象