――1年前にNシリーズを展開してから中国事業の販売台数がようやく下げ止まってきました。
中国で戦う武器を作って持つことが、日産にとって一丁目一番地の経営課題だった。一刻も早くNEV(EVやプラグインハイブリッド車<PHV>などの新エネルギー車)を出さないと、日産が本当に死んでしまうかもしれないという危機感から、とにかく大急ぎでN7を開発した。
これまで中国における日産のイメージは、ガソリン車のトラディショナルブランド。顧客は40代以上がメインで、若い客はどんどん現地勢のNEVに取られてしまっていた。それが25年4月にN7を発売してから30代にリーチできるようになり顧客の幅が広がった。これは大きな転換点だ。
一方、まだNシリーズの認知が広がっていない課題もある。N7を売ってわかったのは、中国は広いということだ。EVのセダンがすべての地域で受け入れられるわけではなく、足元はPHV「N6」(25年12月発売)がN7を上回る実績を出している。4月には電動SUV(多目的スポーツ車)「NX8」を発売しラインナップがそろってきた。これから本格的に認知度を上げていきたい。
NEV比率を3~4割まで引き上げ
――26年1月に政府がNEVの購入税の全額免税措置を終了し半額減免になるなど、足元の中国市場には逆風が吹いています。どう戦いますか?
この記事は有料会員限定です
残り 3071文字
