ちなみに、かつや好きの知人に「とん汁がカツ丼に負けないくらいおいしい」と聞いていた。SNSでも「むしろ、カツ丼ではなくとん汁が主役だと思う」という投稿を見かけたため、とん汁も注文してみた。
豚肉、大根、にんじん、玉ねぎ、こんにゃくなど具だくさんで野菜たっぷり。味噌の甘みとコクも感じられて非常においしかった。とん汁(小)は、税込165円、カツ丼とセットで頼むと合計847円になる。なお、とん汁(大)は税込220円だ。
価格をあまり気にしないのであれば、定食メニューも充実している。定食は税込869円〜1177円。「海老ヒレカツ定食」は、赤身肉でさっぱりとしたヒレカツ2枚と、海老フライ2本に加え、先ほど紹介したとん汁がセットになっている。
他チェーンでは定食に味噌汁が付くケースが多い中、とん汁がセットになっている点は、かつやならではの強みと言えそうだ。
気になる競合チェーンとの価格差
味がおいしくても、値上がりによって客足が遠のく――。店側から見れば、なかなか厳しい時代だ。“ラーメン1000円の壁”が話題になることは多いが、カツ丼にも「600円の壁」が存在するのかもしれない。
ここで気になるのは、競合チェーンとの価格差だ。松屋フーズが展開するとんかつ専門店「松のや」のロースかつ丼は、並盛税込690円。かつやより10円高いものの、味噌汁付きであることを考えると、コストパフォーマンスは高い。
一方、定食メニューは690〜1520円と、「松のや」のほうが高価格帯の商品も多い。「ロースかつ定食」は「松のや」690円に対し「かつや」913円なので、これに関しては「松のや」のほうが安い。が、定食メニューという意味では、「かつや」のほうが割安感があるか。
【2026年5月18日6時45分追記】初出時のメニュー説明の一部箇所を修正しました。
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【値上げによって“圧倒的な安さ”という武器がやや弱まった】
