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「はなまるうどん」が名古屋の名店ときしめんで全国へ挑戦…なぜ"ご当地麺"はこれまで広がらなかったのか

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はなまるの代表取締役社長、前田良博さん(左)と、「星が丘製麺所」を運営するKITTの代表取締役社長、衣笠太門さん(右)
「はなまるうどん」を運営する、はなまるの代表取締役社長、前田良博さん(左)と、「星が丘製麺所」を運営するKITTの代表取締役社長、衣笠太門さん(右)。今年4月、名古屋市中区新栄町にオープンした「きしめんズズズ」栄トリッドスクエア店にて(写真:筆者撮影)
  • 永谷 正樹 フードライター、フォトグラファー
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JR名古屋駅ホームにある「住よし」のきしめん。1杯450円という手頃な価格も魅力だ(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「はなまるうどん」が名古屋の名店ときしめんで全国へ挑戦…なぜ"ご当地麺"はこれまで広がらなかったのか(8枚)

地元民でさえ「日常で食べない」という意外な事実

駅ホームのきしめんは観光客で賑わう。しかし、商品力の強さがそのままチェーン展開につながるわけではない。むしろ地元では、きしめんよりも味噌煮込みうどんに注力する店が多いのが実情だ。

味噌煮込みうどんは麺を打つのに塩を使わないため、湯がく必要がない。土鍋に張ったつゆに麺と具材を入れて煮込むだけで、手間がかからない。しかも、うどんやきしめんよりも単価が高い。

一方、きしめんは生地を薄く伸ばさなければならず、うどんよりも手間がかかる。そのため、プラス100円程度の割増価格にせざるを得ないが、そうなると客も注文しない。

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【地元に根付いていながらも広がらないという問題】

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