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タイパより"納得感"——老舗百貨店が挑む「3300円の着こなしコンサル」が40〜50代の切実な悩みを救う理由

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老舗百貨店のファッションコンサルティングサービスはどのようにして生まれたのか?(写真:筆者撮影)

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イメージ変貌を遂げた女性

大阪駅近くの阪神梅田本店5階にある「ファッションコンサルティング サービス」は、百貨店のファッションコーディネーターが客とともに店内の売り場を回り、自分に合う洋服選びのアドバイスを行う。

このサービスが提供しているのは、単なる服選びの代行ではない。顧客の「なりたい自分」を伴走して見つけ出す、深い対話のプロセスだ。それを象徴する、ある60代の女性客のエピソードがある。

彼女の変化をサポートしたのは同サービスでスタイリングパートナーを担当する、長島さんだった。

その女性は仕事でかなり上の立場で、初めて来店した時はきっちりと仕立てられたスーツをまとい、長島さんが圧倒されるほどの、どこか厳格な佇まいだったという。

しかし、その胸の内には、「もっと気軽に声をかけられる空気感を出したい、もっと親しみやすい雰囲気になりたい」という思いがあった。

ヒアリングで話を聞いた長島さんは、館内の店を一緒に歩きながら、親しみやすさがあり、なおかつ彼女の立場に合うスーツやスカートを提案した。本人がそのスタイルに慣れていけるよう、来店のたび段階的にアドバイスをしていった。

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【百貨店らしいサービスや人にフォーカス】

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