INDEX
「ひとりラーメン」も、「ひとり飲み」も、もはや日常の風景になった。ライターになる前はひとりで外食さえできなかった筆者も、イタリアンレストランのコースにもひとりで行けるようになった。だが、どうしても越えられない壁がある。「焼肉」だ。焼肉はみんなでワイワイ食べるものという先入観があることに加え、胃袋のキャパシティの問題も大きい。
せっかく焼肉に行くならカルビもロースも、タンもホルモンも食べたい。一般的な焼肉店は、おおよそ一皿に5枚前後の肉が盛りつけられている。これでは、2、3皿で満腹になってしまう。『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんのように無限の胃袋を持っていない筆者にとって、ひとり焼肉は長年の懸案事項だった。
満を持して、「回転焼肉」でひとり焼肉デビューへ
そんなとき、三重県の松阪市に行く仕事が舞い込んだ。
松阪といえば、松阪牛である。
「いざ、ひとり焼肉!」と前のめりに検索してみると、いい店を見つけた。というより、正確には、思い出した。
「回転焼肉 一升びん」。20年以上前に話題になり、友達とお伊勢参りの帰りに寄ったことがある。全国的にも珍しい回転焼肉の店で、「回転席」に座ると寿司のように肉の皿が流れてくるという。サイトを見ると「回転席は、一般席の半量で提供」とある。これならいろんな部位を少しずつ楽しめる! 行くしかあるまい。
次ページが続きます:
【県外、海外からも。半個室の回転席で、肉に集中できる】
