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ひとり「回転焼肉」デビューしてみた…半個室で「松阪牛の希少部位」を"少量ずつ"食べられる至福

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ひとり焼肉
ひとりでも「半個室」で回転焼肉を楽しめる店がある(写真:筆者撮影)
  • 山田 智子 フリーライター・カメラマン
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しばらくすると、回転レーンの上に設置された「特急レーン」で、「カルビ」と「マメ(腎臓)」が到着した。回るレーンとは違うワクワク感がある。特急レーンでどんぶりが運ばれていく様子はなかなかに見応えがある。

特急レーンで肉がやってきた! 欲しいものが着実に届く仕組みもあるのはありがたい(写真:筆者撮影)
人気ナンバーワンの松阪牛カルビ825円(税込)(写真:筆者撮影)
マメ(腎臓)330円(写真:筆者撮影)
赤身とサシのバランスが美しい(写真:筆者撮影)

カルビは「正統派の美味さ」

カルビを網に広げると、ジュワッという小気味良い音とともに、松阪牛特有の甘い香りと炭の香ばしい匂いが立ち上がる。見るからに、赤身とサシのバランスが美しい。肉質も柔らかく、ほとんど噛まなくても、口の中でほぐれていく。ジューシーな肉汁の後から、赤身のうま味が追いかけてきて、力コブや牛トロの個性的な美味しさとは違う「正統派の美味さ」と言うべきか。松阪牛は他の牛に比べて融点が低く、脂のまろやかさがおいしさの要因と言われているが、深く納得した。締めに一番高い「松阪肉特選」を食べようかと考えていたが、この余韻のまま締めるのも悪くない。特選は次のお楽しみに。

焼肉は誰かと囲む方が楽しいと思っていたが、回る肉を見つめ、焼き具合を見極め、味噌ダレをつけて口に運ぶ。むしろ、ひとりの方が、じっくりと肉と向き合えていい。回転焼肉はひとり焼肉の最適解と言えるかもしれない。

しかも、会計は3000円弱。松阪牛や希少部位をお腹いっぱい食べて、この値段とは……。

人気NO.1 松阪肉カルビ 825円
人気NO.3 松阪牛ホルモン込(内臓ミックス) 440円
力コブ(前足のコブ) 550円
マメ(腎臓) 330円
牛トロ(膵臓) 330円
黒ウーロン茶 385円
※価格は宮町店(2026年4月現在)のもの。すべて税込価格です。
合計 2860円

余韻に浸りながら、ふと疑問が頭をかすめる。

他の飲食店に比べて、初期投資が高いと言われる焼肉店で、一升びんはなぜこの価格で松阪牛を提供できるのか。そもそも、なぜ最高級ブランド牛を回転させようと思ったのか。後編では、社長のインタビューを通して、一升びんが守り続ける経営哲学と肉への情熱に迫る。

後編はこちら→→→松阪牛を「回す」という狂気…日本で唯一の「回転焼肉」チェーンは、なぜ26年潰れずに続くのか?

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