これは、いい! 素晴らしいオープニングになった。
2切れ目を頬張りながら、視線を再びレーンへ戻す。
次は「牛トロ(膵臓)」。別名「牛のフォアグラ」とも呼ばれる、牛一頭から200gぐらいしか取れない希少部位だ。
名前のごとく、マグロのトロのように、口の中でスッと溶ける。ふわふわで、ミルキー。濃厚なうま味があるが、脂がしつこくないので食べやすい。
さて、このあたりで、お店の看板メニューの一つ、松阪牛のホルモンを食べよう。ホルモンだけの皿もあるが、いろいろ食べたいので、小腸、赤センマイ、レバーの盛り合わせ「松阪牛ホルモン込(内臓ミックス)」を取る。
パチパチ、時折ブワッと爆ぜる火をいなしながら、我慢強く網の上で育てていく。ぷっくりと膨らみ、ジュワーと脂が浮き出てきたら食べ頃だ。
味噌ダレに絡めて、早速頬張る。臭みは皆無。噛めば噛むほど、脂の甘みが口の中に広がる。味噌ダレはホルモンを最大限に生かすためだったのかと相性の良さに納得していたのだが、痛恨のミスに気づいた。メニューに「内臓はタレに絡めて焼く方が美味しいよ!」と注意書きがあるではないか。確かに、先に絡めた方が、味噌の香ばしさが際立ってさらに美味しいかもしれない。これは次回の課題として持ち越そう。
タブレットでも注文可。「特急レーン」もまた楽しい
肉に没頭していて気がつかなかったが、店内はいつのまにか満席になっていた。人気No.1のカルビが回ってこないのはそのせいか。「川下」の席のため、どうやら争奪戦に負けているらしい。待ち切れず、タブレットで注文する。
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【回転焼肉はひとり焼肉の最適解】
