連休明けの朝、オフィスには独特の静けさが漂う。
席のあちこちに空白が生まれ、「体調不良で休みます」という通知だけが淡々と積み上がる。出社した社員も、動きがどこか緩慢で、モニターを前にしばらく固まったまま。会議室では形式的な「休みどうだった?」が交わされるが、声に張りはない。
連休で疲れが取れたはずなのに、むしろ重さが増しているような空気が漂う。これが全国の職場で毎年繰り返される風物詩となりつつある。
休みのはずなのに疲れた…「5月病」の正体は
これらから連想されるのは、一般的に「5月病」と呼ばれるものです。
原因は、年度替わりによる変化がもたらすストレスが大きく影響するのですが、最近、この中身が少し変わってきているのを感じます。新入社員の適応障害だけでなく、働き盛りの中堅社員、さらには「連休が疲れの原因になる」という、矛盾したケースが増えているのです。
1つは、「家族サービス疲れ」による5月病です。大型連休ともなれば、家族持ちの社員にとってGWは「休む」ではなく「こなす」期間になりがちです。
行楽地の予約、子どもの習い事の送迎、義実家への帰省、BBQの準備と片付け──。連休中のスケジュールは仕事に劣らずびっしりと埋まり、気づけば「仕事に行ったほうが楽だった」と感じる人も少なくないです。
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【ある40代の管理職男性の本心】
