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AIで誰もがゲーム開発者になる時代、未経験者が量産しプロと競った2日間が示した創作の主役交代

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Project DENT
富士山麓・河口湖エリアのSANUキャビンで開催された合宿型AIハッカソン「Project DENT」(写真:筆者撮影)
  • 草刈 和人 テックメディア「ゴリミー」運営

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2026年4月、富士山北麓・河口湖エリアの森のなかで、ある合宿型ハッカソンが開催された。名称は「Project DENT(富士山麓ハッカソン)」。約21名・7チームが集結し、一泊二日の日程で3ラウンドにわたるゲーム開発を競い合う内容だ。

参加者の顔ぶれは異色だった。ゲームAI研究者・三宅陽一郎氏、VR/AIインフルエンサーのゴローマン氏(通称ナル先生)、筑波大学の落合陽一研究室チームといった日本トップクラスのクリエイターやエンジニアに混じって、プログラミング未経験のOLや各業界の著名人が同じチームに組み込まれていた。全員が同じルール、同じ賞金10万円を懸けて競い合う構図である。

そして最終的に頂点に立ったのは、「人間とAIが物理的に1つのアーケードコントローラーを握る」という前代未聞のゲームだった。AIがビジネスの現場に急速に浸透するいま、この結末が示すものは何か。現場を取材した記録から報告する。

「Project DENT」とは何か

この合宿の発起人にして、プログラム監修と技術メンタリングを一手に担ったのが、AI研究家・連続起業家の清水亮氏である。清水氏は近年、「全日本AIハッカソン」のプロデューサーを務めるなど、日本国内でのAI普及活動を精力的に展開している人物だ。

清水氏が掲げる中核概念が「バイブコーディング(Vibe Coding)」である。これは、プログラミング言語の文法を知らなくても、AIに「こういう雰囲気のアプリを作ってほしい」と自然言語で伝えるだけで実装が進んでいく開発手法を指す。アメリカを中心に2025年以降急速に広がった概念で、OpenAIの共同創業者であるアンドレイ・カルパシー氏が提唱したことでも知られる。「IT未経験者にも新しい収益や人生の選択肢を提案したい」というのが、清水氏の一貫したメッセージだ。

会場となったのは、サブスクリプション型セカンドホーム「SANU 2nd Home」の富士河口湖エリア。標高約1000mの森のなかに点在するキャビンを1チーム1棟で利用し、自炊可能、Wi-Fi完備、サウナ付きという環境である。Google Gemini APIのスポンサードのもと、全参加者がAIを用いたバイブコーディングで開発に挑むというルールが敷かれた。

発起人を務めた清水亮氏。バイブコーディングの普及を通じた社会的課題への挑戦を掲げる(写真:筆者撮影)

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【90分で16本、未経験者が示した逆転現象】

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