東洋経済オンラインとは
ビジネス

実は微妙だったナイキとアップル「当初の社名案」 世界を代表するブランド企業の知られざる「ネーミング」の神秘

4分で読める
デスクの上に置かれたリンゴ
あの世界的企業の「当初の企業名候補」は微妙だった…?(写真:UYORI/PIXTA)
  • レイ・イナモト I&CO創業パートナー / クリエイティブ・ディレクター

INDEX

「Dimension Six(第6次元)」。

この名前が、のちに世界的ブランドとなるナイキの社名候補だったことをご存じだろうか。

社員の評判が悪かったフィル・ナイトのネーミング

『Brand Shift(ブランド・シフト): 「信頼」で選ばれる時代の成長戦略』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

1964年、アメリカで創業した「Blue Ribbon Sports」。当時、日本のオニツカタイガー(現在のアシックス)のランニングシューズを輸入・販売する代理店として設立された企業である。

創業者は、スタンフォード大学ビジネススクールを卒業したばかりのフィル・ナイト(Phil Knight)。日本を訪れ、鬼塚喜八郎氏と面会した際、会議の場で急遽会社名を決めることになり、咄嗟に口にしたのが「Blue Ribbon Sports」だった。それは、少年時代に陸上競技で勝ち取った数々の“青いリボン”にちなんだ名だったという。

しかし1970年代に入ると、オニツカタイガーが他の米国代理店との取引を進めようとしていることを知ったナイトは、輸入販売に頼らない自社ブランドの立ち上げを決意する。そして1971年、新たな社名を決める段階で浮上した候補の1つが、ナイトお気に入りの「Dimension Six」だった。だが、この案は社員の間で評判が悪かった。

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象