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「あなたはこのタイプです」――。ネットの性格診断の結果に、違和感や戸惑いを覚えたことはないでしょうか。コロナ禍以降、若者を中心に広がった性格診断ブームは、自己理解の手がかりを与える一方で、「理想の自分」と「現実の自分」とのギャップに悩む人も生み出しています。
パーソナリティ心理学を専門とする小塩真司氏は、著書『性格は変えられるのか いまの自分を好きになれない人へ』で、流行するオンライン診断の実態や、「実際のところ、性格は変えられるのか」という根本的な問いに迫ります。
就職や結婚といったライフイベントが性格に与える影響や、研究事例から見えてくる性格変容のプロセスなどを、本書より一部抜粋、編集して紹介します。
「変わらなければ…」という意識
結婚すれば落ち着くとか、社会人になれば責任感が出るといったように、私たちは簡単にイメージしがちです。しかし、よく考えてみると、結婚という出来事によって、ある日突然、人の内面を一気に書き換えてしまうわけではありません。
実際には、変化は一瞬で劇的に生じるのではなく、日々の小さなプロセスの蓄積から生じるのです。性格を変えるためのアプローチは、大きく分けて2つに整理することができます。
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