世界最大のバッテリーメーカー、中国のCATL(寧徳時代新能源科技)の成長が止まらない。
4月15日夜に発表した2026年1~3月期(第1四半期)決算は売上高が前年同期比52.5%増の1291億3000万元(約3兆円)、純利益が同48.5%増の207億4000万元(約4800億円)という大幅な増収増益を達成した。
韓国の調査会社SNEリサーチによると、26年1~2月におけるCATLの車載用バッテリーの世界シェアは42.1%となり、前年同期比3.4ポイント上昇した。
中国では1~3月期のEV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリッド車)などの新エネルギー車販売が、買い替え補助金などの優遇制度が切れたことなどで、前年同期比3.7%減の296万台に落ち込んだ。にもかかわらずCATLの業績への影響は軽微だった。
新エネ車販売減少の影響も軽微
その理由についてCATL経営陣は決算説明会で、「乗用車市場での当社のシェアが拡大し、1台あたりのバッテリー搭載量も増加している。同時に、新エネルギー車は商用車の分野でも急速に普及している」と説明した。
また、蓄電システム向け電池事業とデータセンター向け事業もCATLの業績を押し上げた。CATLは、「AIの予想を上回る急速な発展により電力不足がボトルネックとなり、従来型エネルギーでは需要を満たせない状況が、蓄電用バッテリー事業に追い風となっている」と説明した。
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