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不登校だった高校生が青森からフィンランドへ!「心が軽くなった…」探究学習で見た、日本の教育との決定的な違いとは?

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日本の生徒とフィンランドの生徒が教室で話をしている様子
フィンランドの生徒と対話をしている様子(写真:青森県立北斗高校提供)
  • 佐藤 智 ライター・教育コラムニスト

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2025年に公表された小・中学校の不登校児童生徒数は35万3970人。12年連続で過去最多を更新している。

青森県立北斗高校は、不登校を経験した生徒たちが全校の約4割を占める、通信制と定時制を併せ持つ学校だ。定時制は夜間部のほかに午前部と午後部があり、生徒たちが自身の体調などに合わせて学ぶ時間を選択できる。

2025年度、全員が不登校経験者である北斗高校の2年生6人が大きな挑戦をした。県が主催する「高校生海外フィールドワークチャレンジ2025」に手を挙げ、フィンランドで探究学習を深める切符を手にしたのだ。自身の不登校の経験を振り返り、地域の課題解決へとつなげていく、そんな学びの旅を見てみよう。

“異物感のある自分”に耐えられず不登校に

「小学校6年生のときに完全に不登校になりました。教室に入るまでがとても辛くて、階段を上るだけで動悸がしたり震えが止まらなかったり……。周りのみんなは普通に生きているのに、自分だけができないことに劣等感を感じていました」

「聴覚過敏の私にとって、学校は特に気を張る場所でした。頑張って学校に行っても、視線も会話も全部自分に向けられているかのようで怖くて。優しさで声をかけてくれるクラスメイトもいましたが、日頃、他者と接していないので返事の仕方がわかりませんでした。うまく返せない自分に、どんどん嫌気がさして閉じこもるようになりました」

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【不登校の中学生の居場所をつくる「サタデースクール」】

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