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不登校だった高校生が青森からフィンランドへ!「心が軽くなった…」探究学習で見た、日本の教育との決定的な違いとは?

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日本の生徒とフィンランドの生徒が教室で話をしている様子
フィンランドの生徒と対話をしている様子(写真:青森県立北斗高校提供)
  • 佐藤 智 ライター・教育コラムニスト
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田中先生は「当初、生徒たちは『初めての海外で、集団生活ができるだろうか』『英語で話すなんて無理』と不安を抱えていましたが、採択が決まって準備を進めていくと、どんどん頼もしくなっていきました」と振り返る。

「成績よりも成長の過程」現地で発見した日本の教育との違い

ヘルシンキに降り立ったチーム北斗七星は、小中高校や職業訓練学校を訪問した。共通していたのは、成績以上に成長の過程を重視していることだったという。

チームメンバーの1人は「学びが生徒主体」だということを発見した。

「日本では成績や◯◯大学に合格などの学力でランク付けをしているところがありますが、フィンランドは成績よりも成長の過程を見ていました。そのため、生徒たちは自分のペースで、他者との比較ではなく学べていると感じました」(以降の発言はいずれもチーム北斗七星メンバー)

また、学校の雰囲気も大きく異なっていたという。

「教室の雰囲気がすごく明るくて。日本ではきちんと先生の話だけを聞いていることが求められるのに、フィンランドはみんな楽しく授業を受けていて退屈していませんでした。私は中学校で不登校になったとき、学校の厳格な雰囲気が本当に辛かったので、フィンランドの自由な空気が印象に残りました」

フィンランドの生徒たちと折り紙を楽しんだ(写真:青森県立北斗高校提供)

また、ヘルシンキには13歳から17歳が立候補して議員に選ばれる若者評議会の制度がある。若者が若者のために、社会の問題を評議会に提示して、実際に解決に向けた行動をしている。

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【若者の居場所「ユースセンター」を青森県で作るためには】

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