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不登校だった高校生が青森からフィンランドへ!「心が軽くなった…」探究学習で見た、日本の教育との決定的な違いとは?

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日本の生徒とフィンランドの生徒が教室で話をしている様子
フィンランドの生徒と対話をしている様子(写真:青森県立北斗高校提供)
  • 佐藤 智 ライター・教育コラムニスト
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中学生からは、「自分と同じことで悩んでいる人たちがたくさんいることがわかり、心が軽くなった」といった声が聞かれる。また、不登校の保護者が「子どもに寄り添い、干渉しすぎず、前を向いていこうと思いました」と言い、涙を流すこともある。

44チームの激戦を勝ち抜く

チーム北斗七星の6人は高校入学後、自身の不登校経験を生かし、サタデースクールに熱心に活動してきた。「総合的な探究の時間」においても、不登校や子どもの居場所づくりをテーマに取り組んできた。

その生徒たちに「こんな募集が出ていたよ」と担当の田中美紀先生が声をかけた。それが、青森県で新たに始まった「高校生海外フィールドワークチャレンジ事業」だ。

青森県のパスポート取得率は、全国と比べて低い水準にある。しかし、国外へ県産品の魅力を伝えたり、インバウンド客を招いたりするにはグローバル人材の育成が不可欠だ。

そこで、高校生の段階から世界を相手に活躍できるグローバル人材を育てるべく、新設されたのが「高校生海外フィールドワークチャレンジ事業」である。生徒がチームで「社会課題解決」などをテーマに海外でフィールドワークを企画し、応募。渡航費などは県が負担する。

チーム北斗七星はこれまでのサタデースクールでの活動と課題を盛り込んだ企画を作成し、書類審査、プレゼンテーション審査を経て、44チームの激戦を勝ち抜き2025年度の採択校に選ばれた。

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【「成績よりも成長の過程」現地で発見した日本の教育との違い】

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