「家の広さ」「車が不安」がきっかけに
大井あゆみさん(取材当時40代)は大分県出身。大学進学とともに上京、現在も関東で暮らしている。
実家じまいを考え始める以前は、実家にはともに60代の両親が暮らし、実家近くの施設に祖母が入所していた。2014年に祖母が他界してからも、両親は変わらず実家で生活していたが、ある程度広さのある一戸建てが手に余るようになったことと、高齢ドライバー問題への関心が、両親が実家じまいを考え始めるきっかけになった。
「実家はローンも完済していて、住む場所には困らない。でも、どこへ行くにも車が必要な地域だったので、高齢になっても運転を続けられるのかは不安だったし、その他にも医療や介護など、さまざまな問題について考えるようになりました。それから、やっぱり『お互い、近くに住めたら』という思いもあったように思います」
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【実家じまいは老齢の人にとって重労働】
