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60代両親が長年住んだ大分から、30代娘が住む関東に移住を決意「後悔しなかった」理由

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書類に記入するシニアカップル
大分の実家を売却し、娘の家のある関東へ引っ越した両親の実家じまい(写真:metamorworks/PIXTA)

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「親が亡くなったら、実家はどうなるのか」――そう考えたことがある人は多いはずだ。
帰省の頻度は年に1度か2度、両親がまだ現役だったり、健康面でも心配はなさそうだからと、「実家の今後」を先延ばしにしている人もいるだろう。だが、多くの場合、子は親を見送ることになる。そのあとに残されるのは、手つかずの実家かもしれない。
今回話を聞いたのは、2017年に自身の実家じまいの経験を機に、終活アドバイザーや、実家片づけアドバイザー®1級などの資格を取得し、WEBマガジン「実家のこと。」編集長としても活動する大井あゆみさん。60代だった両親の大分から関東への移住に伴って、実家じまいを経験した大井さんに、後悔のない実家じまいのために大切なことを聞いた。
【第一回はこちら↓↓】
実家の5LDKを3カ月で売却、「地方は売れない」は誤解だった…親が健康な70代のうちに都心移住させた「実家じまい」
【第二回はこちら↓↓】
元気な今のうちに…「生涯我が家で過ごしたい」親を持つ50代娘、"実家じまい"で「モノより先」に片付けたこと

「家の広さ」「車が不安」がきっかけに

大井あゆみさん(取材当時40代)は大分県出身。大学進学とともに上京、現在も関東で暮らしている。

実家じまいを考え始める以前は、実家にはともに60代の両親が暮らし、実家近くの施設に祖母が入所していた。2014年に祖母が他界してからも、両親は変わらず実家で生活していたが、ある程度広さのある一戸建てが手に余るようになったことと、高齢ドライバー問題への関心が、両親が実家じまいを考え始めるきっかけになった。

「実家はローンも完済していて、住む場所には困らない。でも、どこへ行くにも車が必要な地域だったので、高齢になっても運転を続けられるのかは不安だったし、その他にも医療や介護など、さまざまな問題について考えるようになりました。それから、やっぱり『お互い、近くに住めたら』という思いもあったように思います」

【写真を見る】60代両親が長年住んだ大分から、30代娘が住む関東に移住を決意「後悔しなかった」理由(1枚)

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【実家じまいは老齢の人にとって重労働】

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