東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

「ボルボ」購入者データ分析で明らかになった「ベンツ」や「BMW」とは明らかに異なる独特の価値基準

7分で読める
ボルボの主力モデルのひとつ、ミドルサイズSUVの「XC60」
ボルボの主力モデルのひとつ、ミドルサイズSUVの「XC60」(写真:ボルボ・カー・ジャパン)
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト

INDEX

高級輸入車といえば、一般にはメルセデス・ベンツ、BMW、アウディの「ドイツ御三家」がまず思い浮かぶのではないだろうか。日本市場でも存在感は大きく、高級輸入車の王道として広く認知されている。

そういった輸入車市場の中で、やや異なる立ち位置にいるのが、ボルボだ。もちろん、ボルボも同じプレミアム市場に属するブランドだが、購入者の選び方を追っていくと、ドイツ御三家とは違う文脈で支持されていることが見えてくる。

そこで今回、ボルボ購入者とドイツ御三家の購入者データを見比べてみた。分析に使用したデータは、市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」である。

<分析対象車種・サンプル数>
・ボルボ購入者 255名
・メルセデス・ベンツ購入者 863名
・BMW購入者 862名
・アウディ購入者 536名
※いずれも分析対象は2022年1月以降の新車購入者のみ

売れているボディタイプはSUV

調査対象者が購入したクルマを見ると、ボルボ購入者の約7割がSUVで、約2割がステーションワゴンだった。

メルセデス・ベンツとBMWが、いまなお3割超のセダン購入者を抱えていることを考えると、この差は大きい。

ボルボはもともとワゴンが強いブランドであったが、ここ10年ほどは世界的なSUVの盛り上がりに応じ、SUVが中心となっている。

ボルボはプレミアムブランドでありながら、伝統や威厳、格式を象徴するセダンではなく、日々のユーティリティに優れるSUVやワゴンの中で上質さを提供しているブランドだといえる。

【写真を見る】「ボルボ」購入者データ分析で明らかになった「ベンツ」や「BMW」とは明らかに異なる独特の価値基準(9枚)

次ページが続きます:
【目立つ「SUV→SUV」の乗り換え】

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象