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「ボルボ」購入者データ分析で明らかになった「ベンツ」や「BMW」とは明らかに異なる独特の価値基準

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ボルボの主力モデルのひとつ、ミドルサイズSUVの「XC60」
ボルボの主力モデルのひとつ、ミドルサイズSUVの「XC60」(写真:ボルボ・カー・ジャパン)
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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ドイツ御三家が輸入プレミアムの中心であることは間違いないが、輸入車市場の中でボルボが一定の支持を集めている理由もわかった。

ボルボ購入者が重視しているのは、速さや派手さよりも、安全・安心・落ち着き・信頼できる上質さである。

ボルボ「XC60」のインテリア。上質や落ち着きを感じられる(写真:ボルボ・カー・ジャパン)

さらに、ブランドの知名度や安心感は求めつつも、わかりやすい高級感の誇示や過度な威圧感までは望んでいない。結果として、ドイツ御三家とは違う価値基準で選ばれていると言える。

自分の価値観の先にいるボルボ

最後に補足するが、ボルボは単に「人と違うブランド」を求める人のためのブランドではない。というのも、車に対する考え方を確認すると、ボルボ購入者では「知名度が高く安心できるブランドを選ぶ」が93%に達する。メルセデス・ベンツ:90%、BMW:91%、アウディ:87%なので、高い水準だ。

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つまり、ボルボ購入者は、「人と違うブランドを選んで個性を主張したい」人たちではない。むしろ、安心できる知名度あるブランドの中で、自分の価値観に最も整合的な選択肢がボルボだったと考えるほうが自然だ。

安全、快適、落ち着き、信頼。そうした言葉に支えられた静かなプレミアム性こそが、ボルボの独自性なのだろう。

【写真を見る】「ボルボ」購入者データ分析で明らかになった「ベンツ」や「BMW」とは明らかに異なる独特の価値基準(9枚)

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