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「ボルボ」購入者データ分析で明らかになった「ベンツ」や「BMW」とは明らかに異なる独特の価値基準

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ボルボの主力モデルのひとつ、ミドルサイズSUVの「XC60」
ボルボの主力モデルのひとつ、ミドルサイズSUVの「XC60」(写真:ボルボ・カー・ジャパン)
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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ボルボとドイツ御三家との差は、最大がメルセデス・ベンツで300万円弱。BMWとアウディとはそれぞれ上下に50万円前後の差である。

メルセデス・ベンツほど突出して高額ではないが、ボルボはアウディと近く、BMWにも迫る水準で、十二分にプレミアムである。

 

ボルボを語るうえで欠かせない「安全」

同じ輸入プレミアム車でも、何をもって「よいクルマ」と感じるかはブランドごとにかなり異なる。では、ボルボの何が最終的な決め手になっているのか。

「購入車の気に入った点」を見ると、ボルボはドイツ御三家同様、「スタイル・外観」が高い。ドイツ御三家と異なる傾向を示す点としては、「安全性への配慮」「安全運転支援機能」「乗り心地」「静粛性」等がある。

ここはボルボを語るうえで、非常に大事なポイントだ。ボルボもプレミアムブランドである以上、外観デザインの魅力は当然、購入者を惹きつける。しかし、その魅力はBMW的な「走りを想起させるデザイン」とは異なるものだ。

外観の良さに加えて、安全性や運転支援機能への信頼、日々乗る中で感じる乗り心地や静粛性の良さが、購入の納得感を支えている。派手さよりも、長く付き合って気持ちよくいられること、その比重が高いわけだ。

BMWの人気SUV「X3」は2024年11月のモデルチェンジで現行型に(写真:BMW)

ちなみに「環境問題への配慮」も、ボルボは他より高くなっている。中国のGeely Holding傘下に入ってから15年以上が経つが、いまでも「ボルボといえばスウェーデン」のイメージを抱く人は多いだろう。

現在もボルボのグローバル本社は創業の地であるスウェーデン・ヨーテボリに置かれている。安全や環境への配慮といったブランドの特徴も含め、現在もスウェーデン発のブランドとして受け止められている面があるのかもしれない。

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【ブランドの姿勢に共感する購入者】

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