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【独自】地域新聞社、経営陣と株主が再び対決へ/ウルフパック疑惑をかけられた投資会社の代表を直撃、株主総会で波乱も

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複数の投資家が連携して株を買うウルフパックに遭ったとされる地域新聞社(写真:編集部撮影)

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 東京証券取引所スタンダード上場でフリーペーパーを発行する地域新聞社から「ウルフパック」の疑惑をかけられた株主が、同社の経営に異を唱えている。

地域新聞社をめぐっては、昨年夏ごろから複数の企業や個人が株を取得していた。会社が設置した独立委員会は1月、複数の投資家が水面下で連携して株を買い集め、会社の経営権を奪取するウルフパック(共同強調行為)が行われていると認定した(詳細はこちら)。

今回、地域新聞社から「ウルフパック」と糾弾された投資会社の代表が東洋経済の取材に応じた。疑惑を否定するとともに、経営課題や取締役会を刷新する必要性に言及。さらなる株式取得の意向もにじませており、会社と株主とのつば迫り合いが激しさを増す可能性がある。

ウルフパック疑惑に反論

「経営陣はいろいろな活動をしてはいるが、会社の利益につながっているとは思えない」

企業投資などを行うMTMキャピタルの嶋田智樹代表取締役は、地域新聞社の経営をそう批判する。

MTMは1月、独立委員会からウルフパックを行っていると認定された株主の1者だ。きっかけは昨年7月、当時の筆頭株主から地域新聞社株約16%を純投資目的で取得したこと。短期売買は考えていなかったが、会社の資金需要や株価上昇を受けて、3カ月後の10月、YN企画という別の企業に全株を転売した。

YN企画は当時、ほかの株主からも地域新聞社の株を引き取って一気に保有比率を高めていたため、会社側の目に留まる。加えて昨年11月にMTMの取締役に就任した人物が、YN企画ないし同社に株を売却した企業と人的・取引関係を持っていたことから、会社はウルフパックの疑念を深めていく。

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