実は"鉄分"濃い目、JR東の「高輪・大井町」再開発 車両基地に隣接、鉄道会社ならではの「仕掛け」も
「鉄道のビューポイントとしてPRする考えはあるか」とJR東日本マーケティング本部で高輪ゲートウェイシティのブランディング・プロモーションを担当する出川智之マネージャーに尋ねると、「線路に近い場所であることを生かして、モン高輪の3階に車両基地を一望できるトレインテラスを設置したほか、オフィスのロビーなどにも鉄道を楽しめる場所をご用意した。さまざまなニーズを持つ方にご来館いただき、お楽しみいただきたい」とのことだった。設計段階からエリア内の各所で鉄道を見やすくする工夫を取り入れていたわけだ。
意外に鉄分が濃いのが高輪ゲートウェイシティだとしたら、名前に鉄道を冠しているのが大井町トラックスである。トラックス=track(s)は英語で「線路」を意味する。
昔は車両工場「大井町トラックス」
大井町トラックスはJR・東急の大井町駅に隣接し、オフィス棟とホテル・住宅棟の2つの高層ビルからなる複合施設。両ビルがつながる低層階にはショッピングモールやシネコンがある。
敷地は大正時代には鉄道車両工場、その後は旧国鉄の社宅として利用されてきた。社宅が解体された後はJR東日本が経営する複合スポーツエンターテインメント施設や劇団四季のシアターなどが2021年まで開業していた。
「トラックスには車両工場、線路、通り、楽曲などの意味があります」とJR東日本マーケティング本部まちづくり部門の中野貴雄マネージャーが説明する。「通り」とはエリア内の歩行者デッキがあり、「楽曲」にはオフィス、商業、ホテル、住宅といったさまざまなサービスを生活を彩る楽曲のように提供するという意味があるという。



















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