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茨城県初のアウトレットモール「大洗リゾートアウトレット」。ネット上では「廃墟モール」と言われており、本連載「廃墟モールの経済学」で取り上げた際も大きな反響を呼んだ。
だが、このモールには数多ある廃墟モールの中でも一風変わった経緯を持つ。テナントが、施設を買収し、運営しているのだ。背景を取材すると、行政の無責任さや、前運営会社の運営の問題点が浮き彫りになると同時に、廃墟モールという”負の遺産”を、なんとかにぎわいのある場所に変えようと奮闘する人たちの姿が見えてきた――(本記事は全3回です。第1回はこちら、第2回はこちら)。
空き区画が多くても利益は出ている
茨城県の大洗町にある「大洗シーサイドステーション」。2006年に「大洗リゾートアウトレット」としてオープンしたが、次々とテナントが撤退。17年に「大洗シーサイドステーション」へとリニューアルされたものの、現在でも区画数にして半分近くが空いている。
「大洗シーサイドステーション」は空き区画が多い(筆者撮影)
空き区画が多いモールは、赤字を垂れ流しているようなイメージを抱きがちである。事実、「大洗リゾートアウトレット」を運営していた八ヶ岳モールマネージメントは資金繰りができなくなり、17年に施設を売却、23年に倒産した。一方、施設を引き継いでリニューアルさせたOaraiクリエイティブマネジメントは、毎年経常利益を出すまでになっている。
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【償却してもPLは問題ない】
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