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【オルカンの生みの親が語る】数値だけでは測ることのできない"人間ならでは"の投資リスクの本質

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投資の成功には「体感的リスク」の把握が大切だという(写真:mapo/PIXTA)
  • 代田 秀雄 三菱UFJアセットマネジメント前常務、シロタ・ウェルス・アンド・ウェルビーイング・アドバイザーズ代表

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長期投資における最大のリスクは、市場そのものではなく、「自分自身の行動」である場合が少なくないのです――。こう語る三菱UFJアセットマネジメント前常務の代田秀雄氏は、投資を成功させるうえで欠かせないのは、数値では測れない「体感的リスク」を正しく把握することだと指摘します。
「オルカン」の生みの親としても知られる代田氏が考える、長期投資で成果を上げるための心構えとは、いったいどのようなものなのでしょうか。同氏の著書『オルカン思考: 世界経済を味方につける「長期投資」の教科書』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

投資の世界におけるリスクとはなにか?

投資を始めるうえで、避けては通れないテーマが「リスク」です。

投資の世界で語られるリスクには、理論的に測定できる「客観的リスク」と、投資家が心理的に感じる「体感的リスク」の2つの側面があります。

この2つを混同すると、理屈では正しいはずの運用が途中で続かなくなってしまうことがあります。ここでは、その両面からリスクの本質を考えてみたいと思います。

投資における「リスク」とは、日常的に使われる「危険」や「損をする可能性」とは少し意味が異なります。投資の世界でいうリスクとは、簡単にいえば「価格がどの程度、大きく上下に変動するか」という不確実性の大きさを指します。

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【代表的な指標が「標準偏差」】

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