過敏性鼻炎の原因は、温度差、湿度、化学物質、臭いなどいろいろです。このような原因に鼻の粘膜が過敏に反応して、鼻炎の症状が起こります。
アレルギー性鼻炎と症状が似ていますが、アレルゲンや免疫反応は関与しないので、IgE抗体や好酸球などの検査をしても、異常が認められません。症状や誘因から「過敏性鼻炎」だと診断されることになります。
ただ、「アレルゲン(アレルギー反応を起こす物質)を遠ざける」ということ以外は、アレルギー性鼻炎と「過敏性鼻炎」の対処法は同じです。
高齢者ほど恐ろしい「副鼻腔炎」
高齢になってから、粘り気のある鼻水が止まらなくてティッシュが手放せなくなった方は、「副鼻腔炎」である可能性が高いと思います。
それは、お年を召すと風邪を引きやすくなることと関係があります。加齢が原因で副鼻腔炎にかかる人はいませんが、風邪が遠因になって副鼻腔炎にかかる方はいるのです。
齢を重ねると、鼻の粘膜が弱っていきます。また、鼻をかむ力も弱っていきます。
そうなると、鼻水が出やすく、風邪も引きやすくなります。その風邪が長引くと、副鼻腔炎になりやすくなるのです。
年代を問わず副鼻腔炎は治りにくいのですが、特にお年を召した方の「副鼻腔炎」は慢性化・重症化しやすいので、軽視できません。ですから、まずは鼻風邪を長引かせないことが肝要です。
副鼻腔炎になれば、匂いがわかりにくくなります。
匂いは脳の活性化に寄与しています。逆から言えば、嗅覚を鈍いまま放置しておくと、認知症の発症や悪化につながります。また、匂いがわかりにくければ食べる楽しみも減ってしまい、これまた脳の活性化を弱めてしまいます。
つまり、嗅覚が落ちることは、認知症のサインでもあるということ。副鼻腔炎があって嗅覚が落ちているなら、副鼻腔炎を治して嗅覚を戻すことが認知症の予防になります。
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【聴覚や味覚の悪化も加速する】
