新型「アストンマーティン」見た目と違うキャラクター。1億円超のハイパーカー「ヴァルハラ」の使い勝手

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さらに前輪には左右1基ずつのモーターがそなわる。基本は後輪を使って走る設定のヴァルハラにおいて、前輪のモーターはコーナリング時などのトルクベクタリング機能が担わされている。

前輪の駆動力を最適制御して、車両が外側にふくらまないようにするなど、スムーズな走行性の実現を目指したものだ。

マフラーカッターからの排気がルーフからの空気に妨害されないよう周囲の空力形状は入念に設計されている(写真:Aston Martin Lagonda)

エンジン自体にも、大きく手が入っているという。

ベースはこれまで、たとえば「ヴァンテージ」や「DBX」に使われてきた、メルセデスAMGの4リッターV8。今回はあらゆるパーツを再設計し、ハイパースポーツカーの名に恥じない性能を持たせている。

「真のハイパーカーの性能を発揮するモデル」。プレスリリースにおける、ホールマークCEOの言葉だ。

一方で、「一般道では使い勝手がよく運転が楽しめる、というアストンマーティンならではのキャラクター」とされる。

はたして、乗ってみるとその言葉どおりの出来だった。

サーキットでの振る舞いはレースカー

ナバラサーキットを走って印象的だったのは、スムーズな走行感覚だ。あえて、ドライバーを驚かすような作為的な味つけが、まったく感じられない。

パドックから発進して1コーナーに向けて加速していくとき、すぐに自分の感覚とぴったりに走れるモデルだと感じた。

ステアリングやペダル類のフィーリングは抜群(写真:Aston Martin Lagonda)

トルクがたっぷりあるうえに、アクセルペダルのトラベル(踏み込み量)が長い。それでコントロール性が高いのだ。まるで、よくできたレースカーである。

ナバラサーキットは、いくつものコーナーと短めのストレートが組み合わされていて、高低差もある。コーナーに入っていくときの速度調節が、上記のようなアクセルペダルの設定で実にやりやすい。

利きを細かく調整できるブレーキペダルと、ダイレクト感が強いステアリングのおかげで、“こう走りたい”と頭で考えたとおりに、加速と減速とコーナリングができる。

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