26年の《冬ドラマ視聴率ランキング》が示す「意外な結果」 大河と日曜劇場が"2強"形成、テレ朝がTOP5に3作の健闘
ドラマ中盤では視聴率が10%を切る回も複数あった。それでも8話以降は2桁に戻し、最終話に向けて数字を上げていったことは、複雑に謎が絡み合ったその物語に、視聴者を引きつける力があったことを示している。
ラストは、誰もが家族のために自分を犠牲にする愛を映す、いかにもテレビドラマらしいきれいな終わり方だった。個人的には、それまで無慈悲な暴力行為や殺人を散々繰り返してきた悪党が自分の家族のために捕まる、ナイーブすぎる展開に少し冷めたが、過去と現在の主人公の家族の姿が重なるラストシーンには涙させられた。
テレ朝が今期も健闘、新作も長寿ドラマもヒット
近年、健闘が目立っているテレビ朝日が、今期も結果を残している。冬ドラマTOP5に3作をランクインさせており、それぞれ作品性が異なることが興味深い。
3位の『相棒 season24』は、長年のコアファンに支えられる鉄板の高視聴率ドラマであり、今期も同層に支えられた。テレ朝の長寿刑事ドラマシリーズでは『緊急取調室』『特捜9』『科捜研の女』が昨年幕を閉じていたが、『相棒』は末永く続いていくことが期待される。
それに続く視聴率をマークした松嶋菜々子主演の『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』は、テレ朝が得意とするお仕事ドラマの新作。看板ドラマだった『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の完結後、いくつかの同カテゴリ新作が登場しているが、真打の登場か。シリーズ化され、次なる稼ぎ頭になっていくかもしれない。
もう1作の『再会~Silent Truth~』は、近年のテレ朝から良作が目立っているシリアスサスペンスの新作。作家・横関大氏の原作小説の骨太なサスペンスミステリーを、映像作品ならではの感傷と悲哀がにじむ人間ドラマに昇華させている。ラストの展開には賛否の声もあったが、ドラマファン好みの作品であり、テレ朝のシリアスサスペンス枠への信頼も高まっているのを感じる。
本作主演の竹内涼真は、前期『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)のモラハラ好青年・勝男役も記憶に新しい。今期は過去の秘密に苦しむ刑事役を好演し、2期連続の主演ドラマで視聴者に印象を残した。ここから俳優としての次なるステップに進むのか。彼の次の作品にも注目が集まりそうだ。



















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