市費で「エース級の正規教員」採用に成功した鎌倉市、今度は「先生の学び」の支援を開始→なぜ《予算の壁》を突破できた?
公教育において次々と新しい挑戦を打ち出している神奈川県鎌倉市。2025年度は市費による正規教員の採用を開始し、採用選考では定員10名程度の枠に対し全国から123名の応募があった。これに続き、26年4月には民間からの寄付を原資とした「先生の学び応援ファンド」を創設した。なぜ今、「先生の学び」に特化した支援に乗り出すのか。
123名の応募者から8名を市費で採用
大きな注目を集めた、鎌倉市の「市費負担教員制度」(関連記事)。政令指定都市ではない自治体が市独自の予算で正規教員を採用する試みは、全国的にも珍しい。応募が殺到した背景には、同市が教育大綱で掲げる「学習者中心の学び」という明確な指針への強い共感があったのだろう。3年という任期付きでありながら、多くの人材を引き寄せた事実は、現在の公教育における変革への期待値を象徴している。
採用されたのは小学校教員6名、中学校教員2名の計8名で、関東圏を中心に中部や関西地方からの応募者もいるという。20代の若手エース級から40代のミドルリーダーまで幅広い層の人材が揃い、中には全国的に免許保有者が不足している中学校の美術科の教員も含まれている。



















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