市費で「エース級の正規教員」採用に成功した鎌倉市、今度は「先生の学び」の支援を開始→なぜ《予算の壁》を突破できた?
また、通常の予算編成のスケジュールでは「今、この瞬間に必要な学び」を支援するスピード感に欠ける面があったが、寄付金を活用した基金であれば、学校現場のニーズに合わせて柔軟かつ迅速にリソースを投入できる。
「子どもたちに『学習者中心の学び』を届けるには、教員自らも1人の学習者として主体的に学べる環境を整える必要があります。5年間の時限付き基金とすることで、まずはチャレンジングな取り組みを集中して行う計画です」
「組織」と「個人」、両面から学びを支援
「先生の学び応援ファンド」を通じた取り組みは、学校単位での「組織的な学び」と、教員個人の「個の学び」の2段構えで構成されている。
「組織的な学び」への支援は、26~27年度は「サキドリ研究校」や「授業時数特例校」を通じて次期学習指導要領の趣旨を捉えた先導的な挑戦に取り組む学校を、28~30年度は新設予定の「裁量的な時間」を活用した教員の組織的な学びに取り組む学校を対象とする。支援金は講師謝金や書籍購入費、先進地視察等に活用してもらうことを想定している。
「26年度は特例校制度に挑戦する5校に対し、1校あたり年間8万円を支給する予定です。現時点では特例校制度によって教育課程を柔軟にすることは認められても、それを実現するための国からの金銭的支援はとくにありません。現場の先生方からの戸惑いの声に対し、鎌倉市独自の支援スキームを用意できた意義は大きいと感じています」



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら