83歳ベテラン医師が解説《いびき》の"危険なサイン" 放置すれば、思わぬ「健康リスク」につながることも
習慣的ないびきの中には、体の異常のサインが隠れていることがあります(写真:buritora/PIXTA)
いびきを「たいしたことではない」と思っていませんか。実はその認識こそが、いびきのいちばんやっかいな点です。疲れているときやお酒を飲んだあとに出るもの――その程度に受け止めている人も少なくないでしょう。
しかし、習慣的ないびきの中には、体の異常のサインが隠れていることがあります。放置すれば、日中の強い眠気や集中力の低下だけでなく、重大な病気につながるケースもあるのです。
いびきは単なる「音の問題」ではなく、健康状態を映す重要なサインであることも少なくありません。さらに、この問題は大人だけでなく、子どもにも見られることがあります。
本稿では、耳鼻咽喉科医として長年診療にあたってきた白幡雄一氏の著書『知りたいことが全部わかる 耳・鼻・のどの病気百科事典』から一部を抜粋・編集のうえ、いびきの原因と注意すべきサイン、そして対策について解説します。
いびきがやっかいな理由
いびきがやっかいなのは、多くの人がそれを「たいしたことではない」と軽く考えてしまう点にあります。疲れているときやお酒を飲んだあとに出るもの、という程度に受け止めている人も少なくないでしょう。
しかし、習慣的ないびきの中には、体の異常のサインが隠れていることがあります。以前、こんな方が診察にいらっしゃいました。会社員Aさん(38歳)は身長185cm、体重105kg。学生のときはラグビー部の主将だったといいます。
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